本日、ついに工務店を決定しました。
振り返ると本当に長かった。
2021年の秋冬あたりに家を建てることを考え始めたので二年近くかかっていることになる。
初めは大手ハウスメーカーから見始めて、地元の工務店めぐりに移ったけれど
高速で片道2時間ほどかかる距離だったので、お金も時間も体力もかなり使った。
それに何より、住宅の構造や性能について、知識がなさすぎて、どの工務店が言っていることが正しいのか分からず、悩みながら進んできた。
ネットの情報も多いから、どの情報が本当なのかもよく分からないし・・・
結局は、知らない人(ネット上の人物)の意見よりも目の前の人が言っている話を信用できるかどうかだと思った。
つまり、目の前の人を信じるかを見極めていく作業の繰り返しだった。
そして、最終的に選んだのは従業員数が2人という本当に個人の工務店だった。
その工務店はネット上には情報が少なく、見つけたのも行き詰まっていた終盤にたまたま発見したところだった。
きっと、年間棟数も少なく、宣伝しすぎても手に負えないから程よい顧客数設定のためにネットの露出も少なめなのだろう。
本当に見つけられたのはラッキーだった。
工務店の方たちのプロフィールも謎で、聞いてみると色々と話してくれて、異色の経歴といった感じだったが、我が家としては魅力的に思えた。
また、仕事もどの工務店よりも異様に早く(社内決裁とかないから?)提案力も抜群だった。
他の工務店では、私たち夫婦がこんな間取りにしたいというと、ほぼその通りに図面を作ってくれたが、決めた工務店ではかなり改良された図面で出してもらった。
採光、風の通り、視線、動線、空間の使い方他もろもろ、私たちの気づかない色んな視点を含んだ設計をしてくれた。
この説明を聞いた時点で、工務店が提案してくれていたプランで進めることにした。
ここまで色んな視点から考えられたプランは今までになかったと感心した。
この時点で、ほぼ工務店は決めていたようなものだ。あと、心配だったのは値段だけ。
しかし、値段も予算を伝えてあったので本当にその中に納めてくれた。これぞプロの仕事だと感動してしまった。
他社では、ちょっとオーバーしましたと言って、一千万円近くオーバーした見積もりをもらった(くらった)こともあった。その額はちょっとじゃないだろうと思って、感覚の違いを感じ、なんか通じないとも感じた。
そういうちょっとしたところで、自分達と合う合わないを見極めていくのかもしれない。
結局、我が家が一番大事にしたのは素材だった。
合板やクロスを使った家が嫌だった。それだと今と変わらない。
だから、無垢板、漆喰、その他の部材もできるだけ天然素材に近いものを使っているところを探し求めた。そうすると自然とこだわりのある地元の小規模な工務店になっていった。
値段の話に戻るが、しっかりとした素材を使っている割には異様に安いように思った。内訳を見ると、材料は仕入れ値だと言うし、この方達の給料等は賄えるのか?と逆に心配になった。
一応、設計、現場監督費用は見積もりに入っているのだが、、、これで足りるのか?という金額。
やはり、他の工務店のようなスタッフも誰もいなければ、モデルハウスも一つもないし、広告費もほとんどかけてなさそうだし、そういった費用がないだけ安いのだろう。
予算が多くない我が家にとってはありがたいこと。
ようやく、一歩前に進める。
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